「毒親を許すか?許さないか?」と問われたら…
私は「許さなくてもいいでしょ?」派です。
そもそもなぜ許さないといけないのでしょう?
あんなにひどいことされたのに?
今回は毒親を許すことについて綴っていきたいと思います。
「毒親を許さないといけないのか?」「許せない私はダメなのか?」「許さなくても幸せになれるのか?」という方の参考になればと思います。
日本人の家を大事にする文化が苦しみを倍増させる
「過去は過去。でも、あなたの親でしょう。」
「そんなこと言っても最後は親。」
「育ててもらったでしょう?」
これ、全部事情を知る親戚や知人に言われたことです。
今のうさぎなら「ちゃんちゃら可笑しいぜ!」となるのですが、当時は真に受けていました。
特に私たちの親世代では親を重んじる人が多いので、毒親育ちの傷に塩を塗り込んでくれます。でも、その言葉や文化がどんなに毒親育ちを追い込むのかを彼らは知りません。
毒親育ちがこれらの文化に過敏に反応して抵抗したくなるように、彼らには私たちの気持ちは理解できないし意味不明だと思います。
毒親の呪いが効いていた当時は言われるたびに自己嫌悪。
が、人生を取り戻し始めてからは「最低限しかしない。老人ホームに入れる資金貯めるから!」と宣言しました。
本来送るべきだった自分の人生を取やっとり戻したのにもう関わるのはごめんでなのです。
産んでくれたせめてもの恩とわずかな情が最低限の義務を果たすという形を選択したのを褒めて欲しいものです。
毒親の行為を許せない
許せなくて当たり前だと思うんです。
だって、自分の人生をどれだけ破壊されてきたの?
それがどんなに障害になったと思っているの?
だからこそ毒親たちの行為が許せない。
あくまで許せないのは毒親ではなく、その行為です。
もし、毒親たちが許して欲しいと懇願するのであればそれはただのエゴだと思うわけです。
うさぎの場合
「そろそろ自分の人生を生きてもいんじゃない?」
と思えるようになったのは20代を半分すぎる頃でした。
ここまで来るのに5年以上かかり、やっと平穏を大切にできるようになりました。(それまでは自分でクラッシャーしてた。苦笑)
そんなうさぎは毒親たちのことを許していません。
過去は消せないし、いまだに嫌な思いをするのに許せるわけがない。
でも、日々の生活に幸せを感じられるようになりました!
毒親を許せる人はいるのか?
うさぎはもちろんいると思います。
例えば…
- 親がものすごく反省してくれて謝ってくれた
- 親が考え方を変えてくれた
- 自分の中でけりがついた
時間という薬をがよく効いて修復できる関係だってあるでしょう。
自分の努力の末にそういう心境になる方もいると思います。
もし、周囲に同じ毒親育ちの人がいて「私だって許せたのだから、あなたも許してあげなよ。」と強く押すのはどうかな?と思います。アドバイスや経験談は別です。
あなたには許すという方法があって、タイミングもあって、準備が整って許す段階だったのではないでしょうか?
その段階じゃない人やそれが苦痛だと感じる人もいるでしょうからね。
自分のことだけを考えよう
許すとか許さないとかどうでもよくて、自分のことだけを考えましょう。
いまだに許せないうさぎからしてみれば…
「許さなくても幸せになれる」
もし、あなたが「許したいのに許せない自分が嫌」とか「考えるだけで凹む。」なんて自分を傷つけているのであれば今すぐやめて欲しいと思います。
自分を押し殺して無理に許す必要もないし、意固地になって許さない必要もない。
あなたは選択することができます。
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