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毒親育ちのおすすめ本【発達障害サバイバルガイド】の感想

【発達障害サバイバルガイド「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47】を読んでみました。

個人的には、目から鱗が多くて、実践していることもあります。

こんな人におすすめです。

  • 片付けができない
  • 忘れ物や紛失の多い人
  • 家計簿がつけれない人
  •  寝れない人
  •  決断に疲れる人
  • やることが多くてパニックになる人

などなど47個の情報が載っている教科書のような存在です。

参考になったポイント3つ

私がこの書籍を読んで特に参考になった点は3つです。

  1. 休息についての考え方
  2. うつとの向き合い方
  3. うつの底にいるときの過ごし方

休息についての考え方

 

あらゆるものは壊れる前にケアしたほうが安上がり(p33)

親との関係が崩れ、病院(精神科・心療内科)に通うことになって…いったいいくらお金を使ったんだろう?

ストレスのたびに暴飲暴食して消えたお金と増えた体重はいったいどれくらいなんだろう?

本当に文章のままだと思います。心だって壊れる前にケアするのは、当たり前。

でも、自分の心のケアの方法がわからなかったんです。(今でもしっかりと理解はできてない。)

「休む」という判断には、非常に強い意志が必要。人間は「休む」か「頑張る」かなら、「頑張る」という決断を非常に好む生き物。(p252)

いついかなる時でも「休む」という判断は正しい。そして、その苦しい判断をしたあなたは頑張っている。(p255)

今日、休んだあなたは頑張っている。(p255)

これほどまでに「休む」を応援してくれる本に私は出会ったことがなかった。いつも頑張るための本しか読んでこなかった。「休む」はいけないことだと思っていたし、それをするのは罪悪感がともなうものだった。

でも、借金玉さんは「休む」選択肢の背中を押してくれた。「休職になるほど壊れる前に出会えたら…」とも思ったけど、その時には心に響かなかったかもしれない。

この本を読んでから、休職しているという罪悪感が少し和らいだのは言うまでもない。

うつとの向き合い方

 

うつに勝つのではなく、「共に生きる」(p274)

「私は何と戦っているんだろう?」

うつの底にいるとき、頓服をのむことに少し抵抗感があった私はある時そう思いました。うつ症状は出ているけれど、それも私。適切に対処できれば、大きな気分の上下なく過ごせる。

今では適切なタイミングで、必要な時に服用するようになりました。

手に入れるべきは、「受け身を取る技術」。

何より、重要なのは人生の谷にさしかかった時、人生を転げ落ちた時、そういうときに死なないように上手な受け身を取り、そして、その谷の底からもう一度歩き出す。(p277)

本当にこれにつきると思います。

受け身が上手に取れず、すぐに希死念慮に結びついたり、自傷行為をしたりしていた私ですが…今は上手に受け身が取れるように練習中です。

うつの底にいるときの過ごし方

 

うつの底という本当に厳しい状況の中でやるべきことは常にひとつしかありません。それは「何もしない」ということです。あるいは「横たわって眠る」ということ。(p311)

うつの底で、今日も一日何もできなかった。だとしたら、あなたは一日雪洞の中で身を縮めて耐えるという最も重要な行動を間違えることなく完遂したのです。前向きで堅実な確かな選択そのもでした。今日、生き延びたあなたは、登頂に挑む晴れた日を待ち続ける登山家のように人生と戦っています。どうか自分を責めないでください。(p312)

会社を休職するようになって、唯一私にできたことは「横になり続ける」ことだけでした。とてつもない罪悪感につぶされそうになりながら、ただただ眠る。それを繰り返していました。

借金玉さんの「どうか自分を責めないでください」という言葉に心がふと軽くなるような気がしました。

まとめ

「普通じゃなくていい、生き抜こう」

この文章の「生き抜こう」にとても共感しました。

休職になった当初は、気が狂いそうになるほどの罪悪感とただただ自殺が棒を抱えて布団に横たわっていました。

少し元気になる日もある。そんな日に本屋に出掛けて出会ったのが、この一冊です。私と借金玉さんは同じ人間ではないので、全てガイド通りにしているわけではありません。自分の方法がよければそれを採用しています。

でも、あの日確かにこの本は私に「生き抜く」という言葉を教えてくれました。きっとあなたのことも勇気づけてくれると思います。

ぜひ読んでみてくださいね。

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