「今すぐ消えてしまいたい｡」と感じているあなたへ

「私を今この瞬間から、存在しなかったものにして欲しい」

別に死にたいわけじゃない。

私に関わる人を悲しくさせたいわけじゃない。

無性に「ここから消えてなくなりたい。」と考えてしまう自分がいるだけ。

毒親育ちの方の中にはそんな思いを抱えながら、頑張っている人もいると思います。

「今すぐに消えたい」「消えたいと思う自分から抜け出したい。」「他の人はどう考えているの？」という方の参考になればと思います。

「消えたい」という呪縛から抜け出せなかった頃の話

生きているだけで必死だった中学時代（虐待を受けていた時期）が終わり、高校になって楽しむはずだった穏やかな日々は存在しませんでした。

生きている意味も見いだせず、生かされているだけの生活。
人から見たら些細な出来事も私にとっては大事でした。

「誰かに助けて欲しい」と願いながらも、周囲に気づかれないように必死で笑顔で元気なように振る舞う。

「消えたい」とう思いと共に自傷行為を繰り返していました。

「若いうちに消えたいんだけど？」これが口癖で、わずかにいる友達からは「目が離せないんですけど！」と何度も怒られました。

誰にも認められない、自分を愛してあげれない毎日は本当に苦痛でした。

人の評価が怖くて、自分の意思を曲げて笑い続けていました。本当に生きづらくで仕方ありませんでした。

でも、そんな私にも転機が訪れました。

「消えたい」にも終わりがあった

結婚しても、子育てしてもどうしても拭えないこの感覚にも終わりがありました。ずっと苦しむのだろうと思っていました。

でも、終わりは少しずつやってきました。

リバウンドを繰り返しながら一歩ずつ進む

「消えたい」という真っ暗なトンネルから抜け出すことができました。ただ、そのトンネルは油断しているとすぐ私の前に現れます。

たくさんストレスがかかったり、嫌な出来事が重なったりすると頭の中に。

その都度「やっぱり私はダメだ…」と凹むこともありますが、一時的なもの。

自分が培ってきた思考パターンはそう簡単に抜けないんですね。

何度もリバウンドを繰り返しながら、少しずつ前に進んでいくことができます。

一人ではない

周囲の人には打ち明けられず、一人で抱え込む方もいるでしょう。

ですが、実は一人ではないことを知っておいて欲しいと思います。

調子のいい時にちょっと視野を広げてみると意外に世界は私に優しいことに気づきます。

顔も名前も知らないこの記事を読んでいるあなたを私もあなたを応援しているし、幸せになって欲しいと思っていますよ。

中には「周囲には相談できない…。」という方もいると思います。

今の時代は、同じ悩みを持つ人とネットやSNSで名前を伏せて交流できるようになりました。

あなただとわからないように他人に打ち明けることができると心も軽くなるかもしれません。

私もよく検索をかけたり、SNSで励ましあったりしていました。

ネットやSNSを利用する上で注意しないといけないこともあります。

• 他人の思考に同調して、自分まで落ち込む
• つらい思いを悪用しようとする人がいる
• 依存しすぎることで境界線が曖昧になる

適切な使い方でガス抜きができる場所として利用しましょう。

「消えたい」という思いの対処法

「消えたい」という思考は何も悪いことばかりじゃないと思います。

むしろ、利点かもしれませんよ？

うさぎは一種の心の防御システムのようなものだと解釈していて、そこまでくると「ここが私の限界地点なんだな」と自分の行動を制御するようにしています。

あなたがこれ以上無理しないように、頑張りすぎないようにあなたの心がSOSを出しているのです。

毒親育ちの多くは無理をすることや我慢することに慣れているので、他の人よりも鈍い部分がたくさんあります。

普段無気力なくせにとことん努力するので、倒れないように働くスイッチだと思うとこの感情も悪くないですよね？笑

ただ、毎日のように「消えたい」って感じていると疲れてしまいますよね。

だから、生活の中でちょっとした工夫が必要になります。

うさぎの一押しは…

何かに夢中になれる時間を作る

集中している時間に「消えたい」って頭によぎる人はいないと思うんですよね。

• 筋トレ
• 読書
• 昼寝
• 写真を撮る
• コスプレする
• アロマをたく
• 自分のために美味しいものを作る

何でもいいから、興味のあることやちょっとでも心惹かれることに挑戦する。

この習慣を生活に取り入れるだけで、あなたが「消えたい」に支配される時間がぐっと減ります。

本来ならあなたが自分のために使う時間です。

「消えたい」が頭をぐるぐるし始めると、色々なことに億劫になって椅子の上で体操座りしたり、布団に横になってみたり、スマホを眺めてしまうかもしれません。

こうして過ごした時間を振り返って、自己嫌悪になりませんか？

私は良くなるんですけど…。

なので、気が進まなくても何かするようにしています。気づくと夢中になっていて、考えずに済みますよ！